地名にまつわるエトセトラ

〜水害と地名〜


ところで、地名から大雨が降ったとき危険な場所がわかるって知ってました?
昔の人は、洪水や山崩れなど大きな災害が起きると、それを後世に伝えるために、
その土地に災害を表す地名をつけてきました。

『タキ』のつく地名は、山崩れや土石流を示す代表的な地名です。

『クエ』のつく地名は、洪水です。
現在では、『杭・久重・久江』という字が当てられているようです。

『ホケ・ホキ・フキ』のつく地名は、地滑りやがけ崩れ。
『法花(ホケ)』『歩危・保木・甫木(ホキ)』『蕗(フキ)』という字が当てられています。



雲はどうしてできるのか?

〜雲のつくり方〜


雲は小さな水滴、または氷の粒でできています。雲は湯気の親戚なのです。

やかんの注ぎ口をよく見てみると、湯気はやかんから少し離れてところから発生しています。
やかんから出た水蒸気は透明です。
これがまわりの空気で冷やされて小さな水滴になると、湯気として白く見えるのです。

ところで、上空ほど気圧が低いことは知ってますよね。
空気のかたまりは、上昇すると、気圧が低くなるにつれて膨張しますが、
膨張すると気温が下がる性質をもっています(圧縮すると気温は高くなります)。
その割合は、100m上昇するにつき、1℃程です。

また、空気中の飽和水蒸気量は、気温が低ければ小さくなりますね。
ですから、上空では空気のかたまりの気温が下がって小さな水滴(雲)ができるのです。

ここで、雲の作り方を紹介しましょう。
まず、丸底フラスコに少量の水を入れます。
つぎに、中央に穴の開いたゴム栓に空気ポンプの先をつきさしてフラスコに装着します。
そしてフラスコにどんどん空気を入れていき、ほどよいところでゴム栓を抜くのです。
すると、フラスコの中に白い雲ができています。

くれぐれも空気を入れすぎて、フラスコが 破裂 しないよう気をつけてください。
私は中学の時、理科室に忍び込んでこの実験をしましたが、
フラスコが破裂して、教室一面にガラスの破片が飛び散り、大変な思いをしました。


   
  お天気編